光の差さないアジトの中でも、その色は自ら光を放つ。だが一方で、今は誰にその輝きを見せればいいのかまるで憶えていないがために、意味など塵一つも見出せぬまま。
瞼の下からは鋭い眼光が覗く。物怖じ一つ見せず、大切なものを失くした少女、カナは目の前の人物を射抜いていた。

「うちは......マダラ。この忍界の現体制を作った、創設者の一人......」
「そうだ。そういった知識は覚えているようだな」

向かいに立つは、渦巻き模様の仮面を被る、うちはマダラと名乗る男。左目のその穴から写輪眼を以て、カナを見定めるように目を細めていた。
このマダラこそが先日、カナの記憶を奪った張本人ではあれど、カナ本人がそれを全く覚えていない上に、マダラがそれをわざわざ教えてやるはずもない。これまであった明確な敵対関係は薄く、新たな関係の構築の始まりがこの場所だった。


ーーー第五十四話 愛転じ、憎


「うちはマダラは既に死んだのでは?」
「その情報は大きな誤りだ。現にオレはこうして生きている。オレは生き長らえたのさ、初代火影との戦いの後もな。信じられないか?」
「......いえ、信じます。今の私にとってはいつ覚えたのかも分からない、自分の中の情報こそが疑わしいから」

ふっと目を伏せるカナは、前とは比べ物にならないほど素直だ。
マダラは仮面の奥でほくそ笑んだ。それと同時に、確実にカナの中で変わったことを瞬時に気付く。

「(以前と違い、この話もしても"神鳥"が出る気配はまるで無いな)」

カナとの二度目の対峙の時、"うちはマダラ"の名前を出した瞬間に現れた例の症状は出ないようだ。その確実な理由こそはマダラにも分からないが、好都合であることに変わりはなかった。
マダラの計画の邪魔をする者はもういない。写輪眼はこの機に更にカナへと踏み込んだ。

「ここ数日、お前とイギリを襲った輩のことは悪かったな。同じコートで分かったと思うが、ヤツらはオレの指示で動いていた者たちだった」
「......"暁"という組織だそうですね。重吾さんたちからも聞きましたよ。おかげで私たちは、彼らも敵だと早とちりして攻撃してしまいました」

マダラはフンと鼻で笑い、カナは冷たさをも含む眼光を放つ。

「襲ったヤツらは全員殺したな」
「文句を言われる筋合いはありません」

一切の躊躇いを見せない口調で吐き捨てたのは、ほんの少し前までは一人も殺めたことがなかったはずのカナだった。その脳裏に浮かぶ数々の血の色は紛れもなく、自分が犯した死の色。

「何の理由も言わず、あなたの部下たちは私たちを殺しに来た。大人しくそうされる謂れはありませんでしたし、次の被害者が出る可能性があるなら、ここで止めるべきだと思いましたから」
「......拷問もしたらしいが?」
「拷問と言われるほどのことはしてません。理由を聞くのは当然の権利でしょう。もっとも、誰も何も言いませんでしたけど......まるで幻術にでもかけられたみたいに」
「フッ。中々鋭いな」
「今度はこちらが質問する番です。なぜ彼らにあんなことをさせたんです?場合によっては、あなたも」

ここで攻撃する、と言わんばかりの眼光と、攻撃的な風がカナの足から立ち上る。やはりこれも以前と違い、躊躇も妥協も一切見せない冷たさを漂わせていた。
それを内心満足に思いながら、「まァ待て」とマダラは両手を上げて敵意が無いことを示した。風は若干弱まったが、未だに足元では冷気が充満している。

「オレはお前たちの力を量りたかっただけだ。ヤツら程度で死ぬのならいらなかったがな」

「量る?」とカナは訝し気に眉根を寄せる。マダラはその口で、「ああ。オレたちの目的のためにな」とゼツと話していた内容とはズレた嘘を並べる。

「オレたち組織の目的は、この忍界全てにある」

その言葉に反応して、カナは僅かに風の力を緩めた。だがまだ警戒は解けない。

「......全忍界なんて、"木ノ葉隠れの里を潰す"以上に大それた話ですね。そのために私たちにも協力してほしいと?」
「ああそうだ。話が早いな」
「なんで私たちが。そもそも、私たちの目的とは何の関係もない」
「イギリは反応していたがな。"鷹"の目的に興味を持ったようだったぞ。だからオレの言うことにも従っただろう?」

それは少し前、"鷹"がマダラに八尾を引き渡しに来た時の話だ。成り行きで"鷹"と共に行動したカナとイギリは、そこでマダラと会い、その場で短い会話をした。
二人はそこで"鷹"の目的を聞いた。何も憶えていないカナは反応らしい反応もしなかったが、一方でイギリは衝撃を受けたような顔をしたのだ。賛同するなら協力しろと言ったマダラに頷き、イギリは"鷹"と共にどこかへ動いた。
その理由は、ここ最近イギリと共に行動していたカナも知らない。

「......けど、私には関係ありません」

その口はまだ是と言えない。それは同時に、共に行動しているイギリともほぼ癒着していないことを示す。

「私の目的はあなたの目的とは......」
「記憶を取り戻したいんじゃないのか?」
「!!」
「お前と"鷹"のメンバーは以前からの知り合いだろう?多少の話は既に聞いただろうが、もっとヤツらと話すことで自分を知りたいんじゃないのか?......特に」

うちはサスケから、話を聞きたいんじゃないのか。

目の前に出されたその名に、カナは僅かに反応する。その名前は"鷹"の誰かからも既に聞いていた。あの黒髪の少年の名前だと。まだ会話らしい会話はしていない、攻撃してしまい直後何故か気絶してしまった少年、その顔をふっと思い出した。

ズキン___!

前触れもなく脳内が痛み、カナは咄嗟に頭を抑えた。その痛みは全てを忘れてから起きた直後の痛みにどこか似ていて、けれどそれが何故なのかはまったく分からなかった。
俯いたその銀色の頭をマダラは上からただ眺める。ようやく答が返って来たのはその数秒後。

「彼らから少しだけ、聞きました......私は、その彼と長い付き合いみたいですね」
「......」
「確かに彼とは話をしたいです。記憶を取り戻す手がかりを得る為に......。......でも、やっぱりそれは、あなたの目的と直接の繋がりはない。私は勝手に自分の記憶の手がかりを探るし、あなたに協力する気は全く」
「クク......」

カナの微塵の揺るぎもないセリフは、そのマダラの笑い声で遮られていた。不審な目を向けたカナはマダラのその目を見てハッとする。
この世の誰よりもどんな夢よりも強大で果てしなく暗い世界を望んでいる瞳。それは"以前のカナ"が感じた時のものと同じ、ただのくノ一如きでは到底手が届きそうもない闇の色をしていた。

「これではまず間違いなく、サスケは堕ちただろうな......」
「......?」

面の中で愉快そうな声がくぐもる。その全てを聞き取れず、カナは眉をひそめるしかなかった。

「分かった。では、話し手を変えよう」
「え?」
「オレではお前が満足できる話をできそうもないからな。お前もきっと"気に入る"だろうヤツが、出発する前に一度お前と話をしたがっているんだ。オレは席を外してやる」

カナの思考が追いつく前に勝手にペラペラと言ったマダラは、また勝手に暗闇の更に奥へと消えていった。数秒暗がりの中に取り残され、張っていた気が削がれて、カナは暫し困惑して突っ立っているしかなかった。

だがさほどの時間も置かないうちに、カナの体に染み付いている"忍"が、新たな人物の接近を感じた。

「......!」

まず闇に浮かび上がったのは藤色の波紋模様。
唯一絶対的な力を感じさせる瞳力。

「あ、あなたは......?」
「オレの名はペイン。お前の一族と同じく、"平和"を実現させたいと願う......"痛み"だ」

カナは瞠目する。
平和、という単語が脳内に流れ込んで来て、それはまるで呪縛のようにカナの心を締め付ける。
風羽一族はみな一様にして平和を望む。それはどうしようもなく、決められたことだった。そしてそれを実現したいという思いが信念を以て目の前に掲げられたならば、......
"風羽"に断るすべは無かった。



"鷹"の八尾襲撃から既に数日。
雷の国・雲隠れの里。険しい山々が連なる中に広がりを見せる里、そのトップに君臨する四代目雷影・エーは、たった今部下から聞かされた話に目を見開いていた。

「何だと!?ビーが連れ去られたというのか!」

雷影邸にて執務を行っていた手を休める。視線の先で跪く男は、普段八尾の人柱力・キラービーを監視する任についている者だ。肩を上下させて報告する声には余裕がない。

「襲撃者の中には、木ノ葉のうちは一族の者も。先輩が後をつけていましたが、突然結界のようなものに阻まれ、断念するほかありませんでした。今は消息が分かりません」
「......うちは。うちは一族は随分前に滅ぼされましたが、生き残りがいるという話でしたね」

雷影の補佐役であるマブイが冷静に思い出す。雷影本人は怒りに手が震えて思考は無理そうだ。

「ですが確か里抜けしたとか。かの有名だった一族、風羽の末裔も共に木ノ葉から消えたと聞いたことがあります。銀髪のくノ一に見覚えは?」
「いえ、そのような者はいませんでした。数は四人、うちはの他にはこれといった特徴はなく......ただ、羽織っていた衣は確かに、"暁"のものでした」

"鷹"とビーの戦闘を一部始終見ていた男は、黒地の赤雲模様のコートを思い出し、そこで顔を上げた。だがそのタイミングはかなり悪く、その瞬間執務机が大破されたために、思わず尻込みすることになってしまった。
その犯人は無論雷影。書類がハラハラと宙に舞って落ちていく。感情のままに机を真っ二つにした雷影は、怒りを隠そうともせずその目にギラつかせていた。

「我が弟よ、待っておれ......!"暁"は絶対に許さん!!」





「分かりました」

ペインの話を聞き終えたカナが出した答はそれだった。その目には、マダラと話していた時のような警戒心は薄れ、ペインを真っ直ぐに見据えていた。「分かった......とはつまり、オレたちに協力するということか」と念を押すように問われ、頷く。

「私の一族は平和を求めた。あなたもそう思っているということは分かりました。それなら私には断れません」
「......オレは、否定されると思ったがな」

藤色の瞳が細まる。

「平和を愛し、どの国どの里にも属さず、全世界の"和"を求めた風羽一族。平和を求む者として、オレはその末裔と話したくてここで待っていた。だが、オレの考えは恐らく否定されるだろうと予想していた」
「......何故です?」
「オレのやり方は話してやった。それに賛同することができるのか?風羽として」

ペインの言葉を正面から受け止めたカナは、ゆっくりと目を閉じた。
その心にはきっちりと"風羽の意志"が巡っていた。それが、集落で過ごした数年以外のことを失った"見返り"として、今のカナが取り戻せたものでもあった。

「賛同ではありません。ただ、否定ではないというだけです」
「だが協力すると、お前は言ったな」
「風羽の平和の求め方とは食い違うのは確かです。けれど、それでどうして"あなたは間違っている"と言えますか。平和に関して風羽は有名でも、風羽が絶対だというわけじゃない」
「......」
「......それとも、あなたは否定してもらいたかったんですか?誰かに」

すっと目を開けたカナに問われ、逆にペインが視線を逸らしていた。この暗がりの中で、不意に光が差し込んだようにとある人物───かつて慕った人が浮かんだような気がしたが、すぐにその幻影を振り払う。
「いや」と返したペインは、すっとカナの横を通り過ぎ、僅かな光が見える出口へと足を向けた。

「それなら、最後に問うが。お前たちの望んだ平和の形はどんなだった?」

その背に問いかけられたカナは、一瞬で風羽の集落を思い出し、緩やかに口に弧を描いていた。その脳裏に甦ってくるのは全て、笑い顔。

「お互いを受け入れて......心からの笑顔を繋ぎ、そうして出来上がる......"輪"」
「......」
「それが、私たちの望んだものでした」


───それからペインは足取り強く去っていった。その重い足音を、カナは最後まで聞いていた。

カナが答えた"風羽の意志"に、ペインがどう思ったかは分からない。確かなのは、カナの答でペインの意志が変わることはないということだけだ。ペインの中に見えた意志は、そうとまで思えるほどに、長い年月が積み上げてきた結果の想いだった。

ペインはこれから、木ノ葉へ赴く。彼が信じる平和への第一歩として。


それを見送ったカナもまた、足を進め始めた。
身の置き場の方向性は決まった。後は自分の記憶の取り戻し方だ。

向かった先は、イギリもついて行ったという"鷹"が体を休めている廃墟。カナとイギリが出会う前に"鷹"は重大なダメージを負っていたらしく、暫く休養をとらなければならないと言っていた。それなら今は自分の記憶に関して存分に話を聞けるチャンスだ。

遭遇してからマダラの元に辿り着くまでに、多少は聞けた話を思い返す。

"風羽カナ"というくノ一の人物像。
"彼女"は風羽一族らしく風遁が得意で、鳥たちと多々関わっていたという。
口数は多くない。本心をあまり曝けだそうとせず、人間関係は可もなく不可もなく。争いを自ら起こすことはなかったが、誰も彼もと良好な関係を築けていたわけではなかったらしい。
イギリが最初指摘した通り、かつては木ノ葉隠れに所属していたが、抜け忍となって"音隠れの里"にいたという。その理由は誰にも話さなかったというから、今のカナにも分からない。それに、話をしてくれた彼らとは里抜けした後からの関係らしく、それ以前のことはほぼ不明だ。

今のカナが思えるのは、自分はどれだけ面倒くさい人間だったんだろう、ということだ。聞けた話は大概外面のことばかりで、内面については本当に口に出さなかったらしい。これでは自分のことがよく分からないままだ。

「(けど、最後の砦はある。......"うちはサスケ"、彼なら......)」



カナは鳥たちに頼りつつ、"鷹"が滞在している場所に向かった。風を使えばチャクラを辿れることを思い出したのも遅くはなかった。どこで覚えたか全然定かでなくても、体に忍としての振る舞い方が染み付いているようだった。
目的の場所を見つけるまでそう時間はかからなかった。

その廃墟は一面の湖に浮かぶように建っていた。そこに辿り着くにはこの水を渡るほかない。

今まで水の上に立った憶えはないが、カナは不思議とすんなり足を踏み出し、あっさりと水面を渡った。それがあまりに自然な行為だったので、数秒後不思議な感覚に陥ったが、不安はまるでなかった。

足を向ける先には、もう今にも崩れそうな建物。
そこに、イギリや"鷹"のメンバー、それから"うちはサスケ"がいるらしい。

早く、自分の話を聞かなければ。


ポチャン___


「......!」


だがカナは自分が廃墟に辿り着く前に、自分以外が水面を歩く音を耳にした。

「あ......」

目を向けた先のその建物から、たった今出てきた人物がいた。
水面を撫でる風に吹かれ、深い黒の髪が揺れている。同じく黒い瞳がすっと瞼の下から露になり、カナを視線で射抜いた。

サスケだ。

「......カナか」
「ど、どうも......」

低い声がカナの耳に届く。カナはなんとか苦し紛れの言葉を返した。目の前にいる少年はまさに話したいと望んだ人物だったはずだが、こうして目前にすると何故か酷い違和感に襲われて、俯いてしまっていた。
暗い色の瞳が自分を映している。なんだか威圧感を感じている。否定されている気がする。どうして、なぜ。

とにかく、何か言わないと。
そう思った時、カナはハッと、自分があの時突然襲撃してしまったことを思い出した。

「"サスケさん"、あのっ。あの時は理由も言わず、突然攻撃をしかけてしまって、───」


だが、もう一度顔を上げた時、視線の先にサスケの姿は消えていた。
頭がそれに追いつかないうちに、すぐ横に気配を感じた。だが別に、サスケは瞬間移動してきたわけでもなかった。

サスケはただ歩いていた。
カナの言葉を待つこともなく、ただ歩いて、カナの横を通り過ぎて行った。

微弱な風が吹き、銀色を揺らす。水面を歩く足音はゆっくりと遠ざかっていく。その姿を追って振り向くこともできないまま、カナは呆然と立ちすくんでいた。

何も憶えていないはずなのに、酷い痛みが胸に襲い来ていた。





カナと入れ替わるように動いたサスケを、"暁"のアジトで待ち構えていたのはマダラだ。真っ直ぐにアジトの暗闇の中に入ってきたサスケのその瞳にはもう先日のような光は残っていなかった。
マダラとの距離数メートルで足を止める。数秒の沈黙の後、先に口を開いたのはマダラ。

「八尾はきっちり預かったぞ。お前ならやれると信じていた」
「一応問う」

だがサスケはそんなこと気にも止めず、ただ自分の中のわだかまりを吐き出す。

「カナが"ああ"なったのは、お前のせいではないだろうな」
「......フッ。アイツの記憶のことか?」

サスケの中に残っている冷静な思考はきっちりこの状況を理解していた。カナが記憶を失い、サスケが拠り所を失い、得をするのは誰か。サスケの意志が木ノ葉を潰すことに躊躇をなくした時、全てはマダラの思惑通りに進む事になる。
そしてその見解は、正しい。
マダラは直球な言葉を受けて笑った。図星を突かれたはずが、サスケの鋭さには満足していた。

「"オレのせいじゃない"。それはハズレだ、サスケ」

だが無論正直に言うはずもない。

「それに関してオレは無関係だ。お前にとっては悪い偶然が重なってしまい、誰かのせいだと思いたいのも当然だろうが......。精神的な苦痛を受けたか、カナの記憶のダメージは深そうだな。お前のことも憶えていないとは」

マダラが意図的に強調すると、暗がりの中で、サスケの瞳の闇が更に深くなったようだった。

そう。これで、サスケは拠り所を失った。
ずっと傍にいた温もりは、言葉にはせずとも確かにサスケの支えとなっていた。復讐を望んではいても、サスケが木ノ葉にいた頃の自分を完全には失わなかったのは、あの光がずっと傍にいたからだ。

だが今は、記憶の欠落という形でそれを失った。甘い思考も消えてゆく。

『アイツがアイツである限り、オレはもうカナの声を無視することなどできない』

木ノ葉を潰す、そこに迷いをかけるものがあるとしたら、それはただ一人カナの意思だった。
しかし、"今のカナ"にサスケに歯止めをかけることはできない。何も憶えていない今のカナはサスケに届く言葉を紡げない。
"今のカナ"は、"カナ"ではないのだから。

「......木ノ葉は、どうする?」

今度はマダラが問いかける。最早答の分かりきった問いを。


「潰す。......全てを、オレ独りで」


人は愛情を知った時、憎しみのリスクを背負う。
そして、人は愛情を失った時、憎しみが愛情を裏返す。

銀色の光は、消えた。


 
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