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脳内あらすじメモ
小説に起こしていない、今後の展開です。戦争に入るまで。一応ちょっとずつ書いてはいますが、あまりにも牛歩すぎるので、メモを書き起こすことにしました。ありがたくも、本当にありがたくも前回のメモの更新で反応してくださった方がいらっしゃって、本当に本当に、ありがとうございます。ネタバレ(?)とはなりますし、かなり大雑把な感じではございますが、もしそれでもお気になさらなければご覧いただければと存じます。

〜前回まで:そんなこんなで記憶をなくしたヒロイン、木ノ葉に戻る〜

綱手の許可を頼み込んで貰い、木ノ葉隠れを案内するナルト。絶対に正体だけはバラすなもいうことで、変化などをして一日を過ごす。一楽や、アカデミー、演習場など。ナルトの記憶にある、記憶の濃い場所を案内して昔話をたくさん聞かせるが、記憶が戻る気配はなかった。夕暮れ、演習場を最後の場所として、戻ろうとした時、木ノ葉丸に出くわす。木ノ葉丸はヒロインがこの里に戻ったことも、無論記憶をなくしたことも知らされていなかった人物だった。変化をした姿のヒロインだが、ナルトが止める前に喋ってしまったその声を聞いて、木ノ葉丸は感づいてしまう。覚えられていない寂しさと、知らされていなかった悔しさで泣いて怒ってしまった木ノ葉丸が、駆けてゆくその後ろ姿を見て、記憶の片鱗を見つけたヒロインだが、やはり完全に戻ることはなかった。


●戦争にあたり、ナルトやヒロインも戦力として使いたかった綱手だが、ほかの影たちに反対され、二人は離島に送られることになった。開戦のことなど何も聞かされていない二人は言われるがままに離島に訪れ、「タコ」キラービーに出会う。ナルトは修行のため「真実の滝」へ。その間、ヒロインはキラービーという「自分のことを何も知らない人物」に対し、自分の記憶に関する不安を話した。すると、ビーはヒロインにも「真実の滝」の話をした。自分の知らない内面を見せつけてくる水面だから、なにかのきっかけを掴めるかもしれないと。ビーに連れられヒロインが真実の滝に向かうと、ナルトは既に滝で何かを掴んだところだった。ビーに連れられ内部に入っていくナルトを見送った後、ヒロインも自分を知るべく水面に向き合った。

●「記憶を取り戻し、記憶のない今の自分の人格を失うことが怖い、だから記憶は取り戻さない」。裏側の自分がそう言い、ヒロインはなぜ自分が頑なに記憶を取り戻せないのか自覚した。たしかに存在する「記憶のない自分という人格」への執着心。だが、「今の私が抱えた怖さや寂しさも絶対に忘れない」とヒロインは決意し、裏側の自分へと伝えた。その瞬間湧き出したかつての自分の記憶。塞がっていた蓋が外れ、十数年ぶんの自分をようやく取り戻したのだった。思い出したと同時に、神鳥朱雀が脳内に現れる。決意の言葉を交わし、現実に戻ったヒロインがその瞬間目にしたのは、ナルトの顔。「大丈夫か」と問うその姿に、「ナルト」と笑いかける。その声色や笑顔に全てを察したナルトは、涙目になってヒロインと抱擁を交わした。

2018/12/24 21:13
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