創造する女 2


今日もまた食堂脇のテラスで居眠りをするナマエを見つけた。
寝顔を楽しもうと近くに寄ると、開いたままのパソコンが置いてあった。
そういや、コイツは俺の小説を作っていたな。いったいどんな話を書いているんだ?
どうせ
「兵長大好きです」「うむ、俺も好きだ」「「チュー」」
などと言う話なのだろう。
ちょっと覗いてやるかと、パソコンに目をやった。


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リヴァイは生まれたままの姿で両手を後ろに縛られ、跪いていた。唯一身に着けるのを許されたのは目隠し用の布一枚だった。首に嵌められた輪からは鉄の鎖が繋がり、その鎖の先には妖艶に笑うナマエの姿があった。
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な、なんだこれは?


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「兵長、今更ですよ。兵長は叩かれても感じてしまう厭らしい身体なんです。ほら、もっと上手におねだりして下さい」

ナマエは鞭を床に打ち付けた。

「ナマエ・・・」

リヴァイは掠れた声で愛しい女の名を呼んだ。

「兵長・・・。立場をわきまえて下さい。この部屋では私のことはナマエ様と呼びなさいと何度言ったら分かるのですか?」

容赦ないナマエの鞭がリヴァイに飛来した。

「うっ・・・」

「うふふ、声、我慢しなくていいですよ。兵長」

ナマエはもう一度鞭を振った。

「うっっぐ、ああああっ」

リヴァイから淫らな声が上がった。
それに気を良くしたナマエはリヴァイの痛々しい程いきり勃ったものに目をやり、フッと笑みをこぼしてからブーツを履いたままの足できつく押さえつけて強く回した。
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なっ・・・・。
ナマエはこんな話を書いているのか?
可愛い顔で寝息を立てるナマエからはとても想像も出来ない内容だ。
思わず後ずさりすると椅子がギギッと鳴った。

「あれ?兵長」

寝ぼけ眼のナマエがこっちを見た。

「お、起きたか」

「はい。兵長は何をしているんですか?」

「こ、これから飯に行くところだ。お前がここで喰うなら持って来てやるぞ」

「いえ、とんでもない。立場を考えて下さい」

『立場をわきまえて下さい』

さっき読んだシーンを思い出した。

「あぁ、すまない」

ニコッと笑った顔が一瞬妖艶に見えた。

「兵長が食べるなら一緒に食べたいです。朝食、私が持ってきますけど、いいですか?」

「あぁ、頼む、ナマエ・・・様・・・」

「はぁ?」

「いや、何でもない。やっぱり一緒に食堂に行って喰うか」

「はい!」

元気に返事をし、鼻歌を歌いながらパソコンを片付けるナマエを待った。
どんな俺でも愛してくれるのか?でもあんな俺はないだろう・・・。
俺はお前を愛しているがな、お前が望むならあんなことでも・・・、いや、さすがにそれはどうだろう。




あっ、SM兵長夢サイト開きっぱなしだった・・・。たまにはこういうお話を読むのもいい刺激になるのよね〜♪


(おしまい)

注:作品に出てくるSM兵長夢サイトは架空のサイトです。



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