目覚める度に確かめる



眠る頬にそっと触れて
温かさと柔らかさを
確かめて目を細める

今この時が幸せなのだと
認める事が怖かった俺に
お前は幸せだと繰り返す

奥底の願望と羨望
  重たい蓋を開けて

目の前の日常と現実
  溢れたものを伝えたい

恋情の期待と不安
  それを包む温もり

愛情の強さと脆さ
  それを払う感触

触れて確かめて見つめる
起きて微笑んで触れる
その腕に絡め取られて
俺は存在と安堵を知る

いつまでもそうして
毎日毎朝確かめていたい



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