お前となら……


守るためなんて
思った事もなく
目の前の敵を倒して来た

護りたいだなんて
どの面下げて
目の前のお前に言える

傷付け奪い倒すだけの
この手で何が出来るのか
俯く想いに伏せた瞳

そうして自分を
護って来たのねと
目の前の俺に言ったお前

守り方なんて
人それぞれと笑い
目の前の敵をお前も倒す

ひとりでは出来ない事
辿り着かない答えでも
ふたりなら見つけ出せる
共に未来を探そうと笑う

この手で何が守れるのか
そんな事じゃなくて
この手に何を掴めるのか
伸ばしてみようじゃないか

諦めるのは
最期に目を閉じる
その時で……いいと……

だから今は
目の前に居るお前を
見つめて……いたい……



[*前]|[次#]

[ poem3 ]|[ main ]|[ TOP ]


「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -