叶えてやれない切なさに……


無防備な寝顔が
今夜も俺を癒す

甘える様に安心した様に
優しい顔が胸を占めると
俺もゆっくり眠りにつく

俺の寝顔が見たいと
駄々をこねる事すら
愛しくて安らいだ

見せてやりたくて
見せてやれなくて
黙ってそっと抱き締めた

いつか見れた時には
どんな顔をするのかと
思うと胸が暖かい

見せて欲しくて
見る事の出来ない
そんなものもあるのだと

そっと寄り添い眠る夜の
互いの想いを抱き締める

先に眠るお前が
いつか先に目覚める事を
望み祈り眠りに落ちる



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