僅かな眠りに夢を見る 目覚めると砕け散る それは暖かな幻想か それは辛い現実か 破片が俺を惑わせる 夢とは一体何なのか 時折目覚めてふと思う 違う世界を垣間見たのか 忘れた過去を振り返ったか 知らぬ未来を覗き見たのか だから俺は探し歩く 穏やかな色の破片を だがそれは 冷たい色の破片に埋もれ なかなか見つからない 忘れちまえと笑う俺 諦めろと笑う俺 破片抱えて震える俺 俺はそんな俺を見て 震える俺を抱き締めた 終わる未来じゃねぇだろう? いつかと思う俺も居る 目を開けて見りゃいいんだと くすんだ世界に色を探す [*前]|[次#] [ poem3 ]|[ main ]|[ TOP ] |