『 love is … you . 』





国語の授業の時間、私は窓の外を眺めていた。


新一が登校することが少なくなって
私は少しだけ、心に小さな穴が開きはじめている。


家に帰るとコナンくんはいつも待っていてくれるけれど
新一に逢えない寂しさは変わらない。

でも、コナンくんが居てくれなかったら
きっと私…もう壊れてしまっていたかもしれない。


私って…自分勝手ね。


「毛利さん、毛利さん?」

「は、はい…」


ぼーっとしていたのが先生にバレて、私は先生に名前を呼ばれた。


「体調悪いの?」


先生は勘違いしたみたい。

私は先生に促され、保健室へと向かう。


「こんな時、新一がいたらついてきてくれたのにな…」



一人で歩く廊下で、そう呟いたら余計に悲しくなってきた。



「失礼します…」



私は保健室に入り、椅子に座る。
保健の先生に体温計を渡されて、熱をはかった。


時計の秒針の音だけが大きく聞こえる。





新一…いつになったら帰ってきてくれるの?



私…待っててもいいんだよね?

『待っててくれ。』って新一…言ってくれたよね?



私、待ってるよ?

だって…




私が好きなのは…新一だから―…








※love is you .「 愛するのはあなた 」みたいな意味になっているでしょうか?
英語でのタイトルかっこいいけど、間違ってたら恥ずかしいですね…
よくまとまらなかった…
保健室とか、学校とか…場所は全く関係なかったですね。
新一が居なくなってから蘭ちゃんは学校で、何を考えてるのかなってことで書いてみました。



2011/11/03



 

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