03
「あの…佐藤さん?やっぱり何かあったんですか?…顔色悪いですけど」


「…え?な、何もないわよ。私は至って元気。
それより被害者の話!しっかり聞いて来てちょうだい。」


「…そうですか?
は、はいっ!聞いてきます!
佐藤さんも聞き込み頑張って下さい。
僕も話を聞き終わったら合流しますんで。」


「え…ええ。」


「では、聞いてきます!」



高木君は被害者の話を聞きに別室へ向かって行った。



私も聞き込みへと向かう。




「えっと…では、身長は160センチ〜170センチくらい。
黒いキャップをかぶっていたと?」


「いえ、身長は170〜180センチくらいでした。」


「すみません。」



聞き込みをしてても集中出来ず
私の頭は高木君の左遷の話のことでいっぱいだ。






こんなんじゃだめだ。
仕事をしてる時にプライベートなことを考えるのは私らしくない。
高木君のことは忘れて、今は仕事に集中しよう。

その後は
聞き込みに集中できて
なんとか1日が終わった。

だけど
いつもこんなことでは刑事失格だ。




私はそう思い
誰かに相談することにした。




2013/02/12


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