何が悪い! | ナノ
お仕置きターイム

 


蓮様が上機嫌にじゃれてくるから動く事も出来ず受け止めてるとかなり荒々しく扉を叩く音が聞こえた。
インターホンあるんだからそっち使ってよ!怖いからっ!
ビビって『うひぃっ』とか言って笑われちゃったじゃんかぁっ!!

「もう来たんだ。優、お迎えだよ」

「おむ、かえ?」

「うん。さっき下僕に優が此処に居るのを教えてこいって言ったんだ」

蓮様は呑気にキスしてくるけどホントにマジで扉破ってきそうな勢いで叩いてるよさっきから!
しかも何かやな感じがする。
普通に怖い。

「だれ、に…?」

本当は薄々分かってる。
こんなにも俺を心配してくれる人。
ちょっと外れてほしいって思ってる。
だって絶対、怒ってるから。
前、蓮様で妄想しただけで激怒してたぐらいだし。
でも、俺の勘って結構当たるんだよなぁ。
蓮様は優雅な身熟しでベッドから扉へと向かい俺に笑いかけた。

「前崎に」

扉をカチャリと開けた瞬間室内に響く荒々しい足音に身構えて起き上がる。
目が合った疾風はやっぱりすっごく不機嫌だった。
近付くなり俺を抱き上げて歩くんだけど待って。
何か、奥がっ…

「前崎、ごめんね。優の中に僕の出したまんまなの忘れてた。お前が処理してやりなよ」

何だってぇぇー!!
だから何か零れそうな何とも言えない感じがするのかっ!!
蓮様、後処理してくれるなら最後までしてよぉっ!
ほらぁっ、疾風が舌打ちしちゃったじゃんかっ!

「言われなくても綺麗にする」

低い声で言う疾風の顔を見るのが怖くてしがみついて顔を隠した。
疾風は部屋に着くまで一言も喋ってくれなかった。



「体育が終わっても帰ってこないと思ったら、何してんの?」

「ご、ごめん、なさい…」

所変わって俺達の部屋の風呂場。
お互い裸で俺は疾風の前で正座してる。
うぅー、怖いよぉ…

「お前は気持ち良かったら誰でも良いわけ?」

そう言われても気持ちぃのには勝てないんだもん。
疾風だってそれ知ってるくせに。

「はぁ…じゃあもう俺は要らないよな。有栖川が居るし」

疾風の言葉を聞くと直ぐに抱き着いてた。
やだ、やだやだ。
疾風居なくちゃやだ。


 


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