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「あんだけ盛大に啼いてたら声も枯れるよな」
あああああああああ!
思い出させないでほしかったぁぁっ!
俺、ヤバくね?あんなに感じてヤバくね?
ちゃんと普通のオナニーで満足出来るかな。
頭を抱えて考えてたら疾風が優しく頭を撫でてくる。
「ごめんな?優にハメたらさ、俺のチンコにも媚薬染み込んじゃって止まらなかった」
うん、止まらなかったな。
俺が泣いても楽しそうに笑ってたもんな。
おまけに縛ったりとかいっぱい出し…あれ?
そういや体は綺麗だ。
シーツはまだアレだけど。
もしかして、疾風が綺麗にしてくれたとか?
「優、意識飛ばしたから心配したよ。でも、そんなに俺で感じてくれたんだよな」
「ゔ…」
弁解も出来ないし声も出ない。
感じてたけど、それって駄目じゃね?
あんなの、なりいきのおセックスな訳で、そのなりいきに感じまくっちゃうなんて。
もう、あの快感を味わえないのが悔しいなんて駄目じゃね?
悩んでる俺に疾風が口を開いた。
「優、気持ち良かっただろ?」
悔しいけど事実だから素直に頷いた。
「気持ち良いの大好きな優ならまた気持ち良い事したいよな?」
戸惑ったけど快感に素直な俺は少し間を置いて頷いた。
「じゃあ、さ」
不思議そうに首を傾げて疾風を見つめた。
疾風は手を伸ばして優しく頬を撫でながら甘い笑顔を浮かべて軽く唇に吸い付く。
「これからも、俺とセックスしよ?ちゃあんと気持ち良くするし、後処理もちゃんとするから。」
疾風の笑顔よりも甘い誘惑に俺は直ぐに頷いた。
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mokuji]