何が悪い! | ナノ


 


媚薬ってあんた。
初心者にそれはやり過ぎでしょ。
エロゲ内ではそりゃもうテクニシャンですが俺は童貞なんですよ。
初心者に媚薬なんか使ったら効きすぎるに決まってる。
現に俺のチンポが元気を取り戻してきたしっておおぉいいい!!
なんて単純なっ!!
あんなに痛いのにチンポガチガチにしてるとかただのドMじゃんかっ。

「優、粘膜吸収はクセになるらしいぞ」

「あぁぁぁッ!」

指を引き抜かれたと思ったらローションを体内に押し込むように再び指が侵入してくる。
ヌプヌプと音を立てて根元まで飲み込んでしまった。
痛いのに、クラクラして熱くて…
やだ、クセになられたら困る。

「そんなっやだぁっ、あっあっ、はやてぇっ…」

少しずつ熱に体を蝕まれて身震いした。
俺、童貞なのにケツ掘られて善がるような変態になったらどうすんだよぉっ!
もう情けなく泣きながら抵抗するように爪先をばたつかせると疾風が顔を近付けてくる。

「優、大丈夫だよ。俺が一生面倒見るから」

「はやてっ…んぁあっ!ひっあっやっ、うごかしちゃっ、やだぁっ!」


疾風の指がゆっくりと抜き差しされる。
媚薬入りのローションのお陰で今は痛みも直ぐに快感に変わる。
アナルを拡げようと指でぐるりと混ぜられた時、キュッと指を締め付けてチンポがドクンって量を増した。

「ンァッ!」

もしかして、ここが噂に聞く…
急に指の動きが止まり不思議そうに疾風を見上げると、今までに見た事が無い顔をしてた。
あの怒った時のような顔じゃなくて、

「見ぃつけた」

意地の悪そうな、欲情した雄の表情を浮かべて笑ってた。


 


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