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神様、俺が何かしましたか?
「よし、優を俺のにする!こんな淫乱を手懐けられるのは俺の巨根ぐらいだろっ!」
「自分で言うな馬鹿兄貴。でかけりゃ良いってもんじゃない。なぁ、優?」
「えぇと、その、ねぇ?」
目を覚ましたらまだ全身がベタベタのまま御幸様に抱き締められてた。
それだけならまだ良しとしよう。
その向かい側には青筋立てた疾風がぁぁあっ!
怖いっ!疾風ビークールビークール!
そんな疾風を気にせず御幸様はちゅっちゅちゅっちゅしてくる。
みっ、御幸様空気読んでぇぇぇ!
「しかし今回は燃えたな。やっぱ軍服を『アルドーレの勲章』にしたから良かったんだよなっ。あれはマジ神だ!疾風もなかなか似合ってるしな!次は『この世は不思議に満ちている』の聖キャメル学園の制服とかどうだ!?」
「あ、あんどれ?きゃらめる?」
「気にしなくて良いよ。兄貴の好きなアニメの話だから。異常なぐらいアニメが好きなんだよ」
「えっ!?」
うっとりしてる御幸様から引き離されて今度は疾風にハグされてる。
てか御幸様ってオタクだったの!?
美形でもオタクっているんだ。
うんっ、そうだよ!見た目とか関係無いよね!
この熱い思いは止められない!
「つー訳で、優はヒロイン役な!聖キャメル学園の女子の制服は可愛いぞ」
「女子ですと!?」
「仕方ねぇ、可愛い弟の為だ。主人公は疾風に譲ってやるよ」
「頼んでないけど」
疾風がさらっと…!扱いに慣れてるなぁ。
てかそろそろ服着たいしこのままはちょっと…2人も服乱れててフェロモンが!
「優?……またヤりたくなった?」
「お前元気だな。んじゃ、さっきの続きやるか。まだまだフィンには聞かなきゃいけねぇ事があるしな」
「えっ、ちょっ、ちがっ、もうムリっ、ムリですって!まって、あぁんっ!」
アル様レオ様相手に俺が止められるわけないよねっ!
ああ、今日こそマジで腹上死するかも。
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mokuji]