何が悪い! | ナノ


 


疾風の指先の力加減が絶妙。
俺の弱いとこを擦る時ちょっと力が入んの。
だからビクンッて俺の愚息が元気になって…ああ、もうイッちゃう。
やっぱチンポ扱かれんの気持ちぃね、男の子だもん。
でもやけに疾風の手がヌルヌルしてる。
そんなに我慢汁垂らしてんだ、俺。

「はい、おしまい」

「はぁっあっあー…ぇっ…?」

何で?
だってあと少し、あと少しでイけるっ!って思った瞬間手を離されたんだよ。
イかせてくれないの!?

「は、はやてぇっ。もうちょっとぉ…」

「却下。イかせたらお仕置きにならないだろ?」

お、鬼ぃぃい!
てかそうだお仕置き!
気持ち良かったからすっかり頭からポーンって飛んでたけど続お仕置き中だっけ?
だからってこんな生殺し酷い。
疾風も男なんだから辛さとか分かるだろっ。
あー、涙出そう。

「そんな顔しても駄目。可愛いだけだよ」

目元にちゅってされたけど。
可愛い顔なんかしてないよ。
泣きそうなの堪えてただけなのにこのドSー!!
悔しくて軽く睨んだのに余裕の笑顔でグイッと体勢を変えられた。
目の前の鏡に後ろから疾風に抱き抱えられてチンポおっ勃ててる俺が映ってる。
止めてっ!恥ずかしいからぁぁぁ!
これもお仕置きの一環とか!?
今日のお仕置きレベル高ぇっ!
もう見てられなくて視線を下げようとしたら鏡に映る俺の下半身に違和感が。
何でこんなにビショビショヌレヌレなの?
鏡越しじゃなくて直で見たらやっぱりヌレヌレ。
こんなに我慢汁出したっけ?
でもよく見たら軽く泡立ってる。
……どうしよ。よく分かんないけど嫌な予感しかしない。

「は、疾風…何、すんの?」

嫌な予感しかしないのに質問できた俺は勇者に近いと思う。
俺の肩に顎を乗せる疾風を鏡越しに見て問い掛ける。
爽やかな笑顔がどんどん意地の悪い顔に変わってく。

「全身脱毛。って言っても優は体毛薄いから剃るの此処だけかな」

そう言いながら俺の股間を撫でてくる。
いつの間にか疾風はバッチリT字剃刀持ってるし。

「大丈夫。これ、肌を傷付けないようになってるらしいし」

らしいって曖昧だよおおぉい!!
てかこの状態が大丈夫じゃないから!!
逃げたいのにチンポ握られてるから逃げられない。
超楽しそうだよ疾風。


 


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