「やあ、おはようこんにちはこんばんは親愛なるエース君!」
「今は夕方だからこんにちはともこんばんはとも言えないと思うけど、まあ取り敢えずこんにちは」
「今日も麗しいね君の周りにだけ光り輝くオーラが見えるよいや輝いているのは君の方かなどんな炎より勝る君の光は焦がれるくらいに美しい!」
「眼科の検査に行ったらどうだ? ちょうど元4組のレムもいるし」
「ああいいのいいの大丈夫エース君を見た時にだけ起こる症状だからつまり原因はエース君であって君は罪深い人だね全くけしからんよ!」
「なあリカ」
「何だいエース君!?」
「ナギから聞いてはいたけど、本当だったんだな。魔導院に入るまで異性と触れ合った経験が無くて、それで喋る時はウザいくらいにテンションが上がってしまうっていう変な癖」
「う。……御免……」
「構わないよ。それより僕は、気取ってない、君自身からの台詞が欲しい」
「ん、と……ご、御機嫌麗しゅう、エース君」
「麗しゅう」
「……リフレに、一緒に御飯を食べに行きませんか」
「付き合おう」
「何だかんだで上手くいってるねー、あの二人」
「いや意外だなぁ、エースがリカのあのテンションで引かないって。今まであれでドン引きせずに根気良く接したのって、俺とリィドくらいだぜ」
「むしろエースがリカのテンションを制御しているようにも見受けられますね」
「いいコンビ、違うか、いいカップルだね〜」