「なあ庄ちゃん、この漢字、何て読むんだっけ?」
「ん? それは『すき』と読むんだ」
「え?」
「だから、すきと……」
「もっと!」
「え?」
な
あ
、
も
う
一
回
好
き
っ
て
言
っ
て
「……いい? この漢字の意味は『物と物の間にある空間のこと』であり……」
「言ってよ庄ちゃーん!」
「……漢字で書いてやるから。はい」
「流石は達筆! でもせめて『隙』じゃなくて『好き』って書いてー!!」
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