「ゴヨウさん」
「おや、ヒカリさん」
「ミオ図書館、いいですよね。時間とか空間とか本気で考えたい時とかありますよね」
「そうですね。ここに収められている蔵書には、その知的欲求に応えてくれるだけの内容がある」
「そんなゴヨウさんに、ドン」
「? 何ですか? 鏡……、――!?」
「破れた世界及び反転世界の主、ギラティナのおとおーりー」
「これは……」
「私が一度ゲットしたんですけど、モンスターボールには入れずにそのまま破れた世界にいてもらっています。伝説のポケモンにたまに会えて、しかも顔見知りとして手を振れるって、何ともイイですよね」
「確かに……素晴らしいですね」
「でしょー? ゴヨウさんなら分かってくれると思いました。ふふっ」
*映画の設定を流用しました