あの日、どうやって自分の家へたどりついたのか覚えていない。
ジージーウーリーの話だと、僕の飛空機の中で高熱を出して倒れていたそうだ。
それから、一週間寝込んだ。
完治してから砂だらけの惑星の中をまた探しにいったけれど、ラズリはどこにも見つからなかった。
君が隠してしまったのかな、ネザー。
まだ君はあの中にいるの?今もまだ独りぼっちで。
君は独りは怖くないと言っていたけど、それは慣れてしまったからだよ。でも、そんなもの慣れてもいいことなんか一つもないんだ。
だから、僕は君をあの場所から連れ出したかったんだよ。

ラズリはいつだって、青空だった。

でも、僕は君に本物を青空を見せてあげたかった。
ただ、それだけなんだ。



黄昏唄 -end-
the Last weather





  

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