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魔法書



魔法書
魔力を宿した本の総称。魔法使いの必需品。大きく杖型、箒型、結晶型に分類されますが、例外もあります。
魔法書を作ることができるのは魔法使いだけです。ただし、箒型魔法書の中には、普通の人間が書いたものもあります(後述)

『レコード』
世界のはじまりからあると伝えられる魔法書。この世の全てが記されていると言われ、かつては『レコード』を求め大規模な戦乱が繰り返されていました。
1人の大魔女が地下に『レコード』を封印したとされ、その上にあるのがアガット=イアです。
『レコード』は通称であり、タイトルは誰も読むことが出来ないとされています。


杖型魔法書
魔法使いであれば誰もが持つ魔法書が、杖型魔法書です。実際に杖の形をしている訳ではなく、伝承に伝わる魔法使いが魔法を使う時に杖を使っていた事からの名称です。
役割は魔法発動の補助。一般的なファンタジーの杖のようなもので、魔法を安定させたり威力を増したりする効果があります。魔法書がなければ基本的に魔法は発動できず、出来ても質ががた落ちします。魔法使いの一生は杖型魔法書を作る事に始まり、生涯をかけて魔法書を完成させていきます。自らの本を作る事が、一人前の魔法使いの証左とも言えます。
杖型魔法書は基本的に作った本人にしか使えませんし、理解できません。ごくごく稀に、他者の魔法書に適応するものがいたり、魔法使いの一族中には一つの魔法書を受け継いでいくものもいたりはしますが、そういう例外を除けば、他人の魔法書を使うと魔法の暴発や不発、最悪死亡します。
作った当初は全てのページが白紙で薄っぺらいですが、持ち主が内容を書き込んだりいつのまにか内容が増えていたり、魔法使いの成長とともに魔法書もまた成長していきます。基本的に杖型魔法書は白紙のページが増え続けていくために完結(=完成=全ページ埋まること)はありませんが、偉大な魔法使い達の魔法書の中には完結したと呼び得る魔法書もあり、そういった魔法書はマスターズブックと呼ばれ、いくつかは図書館に収蔵されています。また、タイトルが冠されるのもマスターズブックのみです。

箒型魔法書
これも箒の形をしている訳ではなく、伝承の中の魔法使いが空を飛ぶのに箒を使っていた事からの名前です。
簡単に言えば、杖型以外で消耗品ではないもののこと。魔法について書かれている本や、魔法を使うための媒体になる本の総称。一番多種多様な種類があります。魔法使いが作った本でなくても、魔力が宿っているなど何らかの魔法的な力を持つ本は箒型に分類されます。

結晶型魔法書
伝承の魔法使いが結晶を魔法の媒体にしていた事からの名称です。専用の素本に魔力を込め、誰にでも魔法を使えるようにした魔法書を指します。通称魔導書。
本に込められた魔力が尽きるまでの一定回数、誰にでも魔法を使う事ができます。使える魔法の種類は1冊につき1種類です。
主な用途は一般人が旅する間の護身用や、魔法使いが自分に使えない魔法を使いたい時になど。一般的な店で売られているものは、犯罪目的で使用しようとすると即座に本が消滅するセーフガードがかかっています。しかしかかっていない非合法なものも、あります。



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