試験会場 | ナノ
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ぐいぐいっ 「? あ、わんわん」 資料を何冊か本棚から出していたヒューロの服を、複数の魔法生物が引っ張っていた。 「お菓子が欲しいの?待ってて」 館長が使役する魔法生物、通称わんわんは嬉しそうに差し出されたアイスを食べていた。 もう何年も司書をしているので、このやり取りも慣れたものである。 ふと、ヒューロは何匹かのわんわんのリボンの色が違うのに気が付いた。 「灰に青に赤?」 水色リボン多数の中に何匹か違う色が混じっていた。 そういえば、館長が第四試験でわんわんを使うと言っていた事を思い出す。 今でも受験生が目下捜索中のはず。 「早く逃げないと捕まっちゃうよ」 その言葉に水色以外のリボンをしたわんわんは早々にアイスを食べて逃げていった。 そのしばらく後、あちこちから慌ただしい声が聞こえてきた。 受験生が奮闘しているようで、魔法の気配を感じたり、わーんわんと呼ぶ声も聞こえる。 自分は手伝えないので自分の作業に戻ると、 ひゅん! 「ひゃっ」 扉から顔を出した瞬間、赤と青のリボンのわんわんが弾丸のような速さで部屋に飛び込んだ。 そして、そのまま本棚の影へと隠れた。 何事かと飛んできたわんわんに近付くと「マジックコート」で自身を防御していた。 流石、館長の魔法生物。 かなりの手強さだか、逃げ回って疲れたのか再びお菓子をねだり出した。 「もう、お菓子無いよ」 空のポケットを見て落ち込むわんわん。 「皆大変だろうなぁ…」 そういえば、自分の試験の時はどうだったっけ?とわんわんを撫でつつ。 本棚の上から、この小さな強敵に苦戦するであろう受験生にエールを送っていた。 ―――― お助け投稿させて頂きます!数えましたが多分字数は足りてるかと…! すごいギリギリです!間に合ってよかったです。 親子共々応援しております!! (間違えた文字は修正しました)
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