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「ねぇねぇ、今日はお休みだって」 「そ、そうですね…」 「班長もお休み頂いたら…」 「ヒューロでいいよ」 館長に突発的な休みをもらった図書館職員…研究班の面々はどうしようかと考えていた。 聞いてみればなんとも和やかな会話である。 班長ヒューロの無自覚に出ている威圧感さえ無ければ。 「マルギット、柚上、どうしてブルブルしてるの?やっぱり寒い?」 「「いいえ!大丈夫です!!」」 部下であるマルギットと柚上が震えている理由の一つに周りの冷気もあるが、明らかにプレッシャーの方が勝っているだろう。 付き合いの長い人はもう慣れているが、会ってそう日がたっていない二人はそうはいかないようだ。 「そうならいいけど…無理しないでね」 「は、はい…有難うございます」 研究班が真に一つなれるのは先の話として。 ヒューロはまだ二人に班入りのお祝いが何もできていないのを思い出した。 「二人共、お出かけしよう」 は?と気の抜けた声を二人は出すと、手をヒューロに掴まれ、ひっ!と恐怖の声が出た。 そんな事を気にせずヒューロは二人を連れて街へ出た。 しばらく歩くと、露店に近い公園に着いた。 「あの…ここは公園ですよね」 「ぼくの一番のお気に入りなんだ」 マルギットがヒューロの読めない行動に頭をひねらせると、いつの間にかヒューロがいなくなっているのに気がついた。 二人で辺りを見渡すと柚上が何かを持って戻ってくるヒューロを見つけた。 「はい、あげる」 「アイスですか?」 「二人がねラプンツェルに来たお祝い」 寒さ残る時期にアイスはどうかと思うが、これがヒューロの歓迎の仕方なのだ。 ベンチに三人並んで食べはじめると、幸せそうにヒューロは話しはじめた。 「皆で食べた方が楽しいね」 「いつもここでアイスを?」 「うん、でも、いつも一人だったから嬉しいな」 ふにゃりとヒューロが笑った顔に二人は驚いた。 ヒューロの思考が読めない顔しか、見てなかったからだ。 緊張の糸が切れたのかつられて二人も笑い出した。 「これからよろしくね」 ______ 題材の笑顔をテーマに投稿させて頂きました! マルギットさんと柚上さんお借りしました! やっぱり美味しい物を食べている時が一番幸せかなと。 ヒューロの威圧感はしばらくすれば慣れてくる…はず。
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