大事にしたいもんだ。ゲームセンターにて乱入できるほどの実力も無ければ、共に切磋琢磨できる身内もおらず、アーケードのシナリオも一度見たらやらない管理人は専ら兄のバレットと戦う事しかできず。そんな折、初の昇格戦の表示に気が高鳴るも、自身の手の甘さで敗北を喫する。(が、無情にも初期の数値はコイン投入の分だけランクアップするシステム)決して、手を抜いて負けろなどとは言わぬ。だが、個人の甘く初々しい思い出だからこそ勝利の美酒に酔いたかったと、未熟な己に珠波衣羅盧。