かわいいやつめ




私のダーリンは、バレー界では知らない人が居ない程の人気のあの人です。



可愛い顔してバレーしてる姿はめちゃくちゃカッコイイ彼、

何気にサディストだけど優しい優しい人。


そうそう
こっしーこと越川優くん。



え?分かんなかったって?
分かって欲しかったよ。←(無理だよ)



今日の試合も、私はサントリーのマネージャーとして参戦。
優君今日はとても不調。

膝痛いんかな…、



試合は負け。


監督若干お疲れ顔。



まぁこんなこともあるよ!






って言える空気に誰かしておくれ。





体育館に帰ってから解散した後私は優君と帰る為、優君を探した。




がしかし優君見当たらない。


私は咄嗟にさっきの会場に「落とし物ありませんか」って電話しそうになった。




「山村くん、優君しらない?」


「あ、さっき向こう行ってたよー」


2mの優しい人は親切に指指してくれたから、その方向に向かってみた。



そしたら人目の付かない場所で疼くまってる優君を見つけた。





「…優君?」



私は一人にしてあげとくべきか悩んだけど、やっぱり呼んでみた。



びっくりしたのか肩を跳ねあげて此方をバッと見た。



「空かぁ、ごめんごめん!帰ろっかあ!」



へらへらと笑って「よいしょ」と立ち上げる優君。




「なんかあった?」



私は歩き出す優君を止めて問いかけた。



「んーん!試合のことってだけー」



「ちょっとくらい頼ってみようか、」



何故か私は上から目線で言ってみた。



すると意外にも優君は抱きついてきたから驚いた。



「もぉーまじ泣いてい?」



笑ってるようにそう言う優君。


私は「いーんだよ」って言って、ちょっと高い位置にある背中をさすってあげる。



いつも優は、上から被さるように私を抱き締めるけど、今日は私の腰の辺りに腕を絡ませている。




私よりずいぶんデカいくせに、なんて可愛いんだろう←




「優君、私聞くよ?」


「……、」



愚痴とか溜まってるものを聞くつもりだったのに、優君は黙っている。




「優く…」


「いいよ、もう大丈夫ー」



「ほんと?」



「うん、ありがとう」




離れた優君の目と鼻が微妙に赤くなってた。





「…泣かしてしまった。」



私が呟くと



「悔しー」


それを聞いた優君は苦い顔をして言っていた。



「え、何に関して悔しいのよ」



「空に泣かされた事に関して。」


「うーわ、あなたほんとに日本を代表するバレー選手ですか、」



「嘘だよ、」



優君はまだ目に残る涙を指で拭って笑った。




悔しくて泣くってことは
それだけ本気になってるって事だよ。


だからさ、
隠れてなら
泣いたっていいんだよ。




学生みいに必死になってやって
子供みたいに全部本気でやって

そんなん見てたらこっちまで夢中になっちゃって、

泣く姿がなんだか
可愛く思えちゃうよ。



そんなアナタが大好き。



それであって憧れる。





生意気だな、


可愛い奴め。








エンド


すいませんごめんなさい。中途半端〜、甘く無いしオチないし、粗悪品だにゃこりゃ。消すかもしれませんがとりあえず置いときます。読んでくださった方、申し訳ありませんでしたがありがとうございました!←