倒れたアジトは後ろの崖に引っ掛かり落ちる事は無かったが、その変わりアジトから出る方法を失ってしまった。 「どうにかしないと……」 「なら私が……リロード、リーツァモン!」 「どうかしたのか?」 「うん、ここにいる全員を乗せて下まで行ける?」 「お安い御用だ」 コユリのアイデアにより、リーツァモンに乗ってアジトから出る事に成功した。 遠くから、嫌でも聞こえてくる様な汽笛が鳴り響く。どうやらグランドロコモンが動き出したらしい。 ゾーンの全滅を防ぐ為、トレイルモン・ケトルにグランドロコモンの所まで連れて行ってもらう事になった。 街を破壊したグランドロコモンと平行に走る中、コユリ達はグランドロコモンの目的がXローダーを使ったゾーン移動だと言うことに気がつく。 「あんなヤツが他のゾーンに行ったら……!」 「何としてでも止めないと!」 やっとグランドロコモンの背後まで迫った時、ピノッキモンがグランドロコモンにしがみついている事が分かり、スピードを上げて彼を助けた。 その間グランドロコモンのスピードは増すばかりで、後少しでゲートが開いてしまう。 「タイキくん!ゾーンの出口が……!」 「ッ…時間が無い!奴の動きを止めるんだ!」 シャウトモン、バリスタモン、ドルルモンが、身体を張ってグランドロコモンの巨大な車輪を止めようとする。 「っリロード、ラティスモン!」 「咎人の拘束着(ピオレガータ)!」 更にラティスモンの鎖が車輪に絡まり、スピードは徐々に落ちていく。 それにハグルモンが怒り、タイキを襲おうとしたが、ピノッキモンがそれを止め、ハグルモンを倒した。更にピノッキモンのお陰でXローダーを取り返す事に成功したタイキはデジクロスし、コユリもそれに続く。 「シャウトモン、バリスタモン、ドルルモン、スターモンズ、デジクロス!」 「ヒョウルモン、シキアモン、ラティスモン、ハクシンモン……デジクロス!」 ソリフィアモンとシャウトモンX4はグランドロコモンの技を受けるも、全く通用していない。シャウトモンはグランドロコモンの車輪をスターソードで投げ付け、同時にソリフィアモンが技を繰り出した。 「聖なる光線(ホワイトレイ)!」 その二つにより、グランドロコモンは呆気なく消滅した。 夜が明け、皆で仲睦まじく話していると、何の前触れも無く突如襲撃を受けた。顔を上げれば、そこにはダークナイトモンとその軍隊、そして生気を失った瞳のキリハが立っていた。 「まさかッ……?!」 「キリハ…くん……?」 コユリの胸騒ぎは、現実のものとなってしまったのだ。 全ては神の悪戯か ------(11/08/25)------ グランドロコモンと同じ位のスピードで話が進んでいってますね← 第三期がすぐそこまで迫っていると思うと書かずにはいられないと言いますか……。 ほんの少しネタバレ?ですが、第二期はある一部分でかなりオリジナル要素が強くなると思います(・ω・`) コユリは2体超進化させないといけないし…ブラックコユリにもさせたいので……。 |