一向に目覚める気配を見せないタイキに焦りを感じていたコユリ達。 だが突然上空が揺れ、タイキとシャウトモンX3、オレーグモンが姿を現した。 「皆っ!」 「タイキ君!」 「遅いぞタイキ!」 「良かった……っ!」 一同は胸を撫で下ろし、コユリは安堵の表情を浮かべた。タイキ達の心は元の身体へと無事に戻る。 オレーグモンが仲間になったが、同じように正義の心を持つアポロモンの身体が消滅してしまった。それはプリズンランドに囚われたままのアポロモンの心が消えたと言う事だ。 「――…フン。一人や二人減ったところで、どうと言うことは無い。…オールデスジェネラル、デジクロス!」 ダークナイトモンはオレーグモンとアポロモンがいないにも関わらずデスジェネラル達をデジクロスさせた。それに対抗するべくコユリ達もXローダーを掲げる。 「「グレートクロスッ!」」 シャウトモンX7とキリハがグランドジェネラモンとダークナイトモンを足止めしている間、他のメンバーはオレーグモンの案内に付いていく。 オレーグモンが案内した場所。それはデスジェネラルが蘇った、リヴァイブサーキットだった。 ダークナイトモンはリヴァイブサーキットを使い、デスジェネラル達のデータを再構築したとの事。つまり、この装置を破壊しなければグランドジェネラモンを倒す事は出来ないのだ。 「――…無駄な事は止めたまえ」 「チッ…!もう来たか」 予想以上に早く追い付いてしまったダークナイトモンとグランドジェネラモン。 オレーグモンがリヴァイブサーキットを破壊しようとするが、背後から攻撃されてしまう。それでも残りの力を振り絞って斧で装置を破壊した。 だがグランドジェネラモンの攻撃で相当のダメージを負ったオレーグモンの身体は光の粒子となっていく。 「オレーグモン!」 「しっかりしてっ!オレーグモン!」 「…俺の事よりも…グランドジェネラモンを……!」 ダークナイトモンがグランドジェネラモンは倒せないと豪語する中、漸(ようや)くシャウトモンX7とキリハが合流した。 「――…セブンビクトライズッ!」 「最大パワーで、止めを刺せ!」 シャウトモンX7とグランドジェネラモンの技がぶつかり合う。シャウトモンX7が押され気味だ。 「まずい!」 「シャウトモンX7!」 「押されてるわ!」 「…いや、そうでもないさ」 するとどう言う訳か、オレーグモンの言った通りグランドジェネラモンの力が急に落ちた。敵の苦しそうな咆哮(ほうこう)が木霊する。 オレーグモンはゆっくりと立ち上がり、グランドジェネラモンへ攻撃する。怯んだその隙にシャウトモンX7が止めを刺し、グランドジェネラモンは消滅した。 そしてオレーグモンもいつものように笑いながら光となり消えてしまった。 「――…オレーグモンやアポロモン達に報いる為にも、俺達はバグラモンを打ち破ろう!そしてコードクラウンを取り戻し、失った仲間達を復活させるんだ!」 「「うん!」」 来たる最終決戦へ ------(12/02/29)------ あからさまな繋ぎ回ですみませんorz コユリ達の台詞を入れる隙なんて殆ど無いんです……(;ω;) |