×女主攻め
×微狂愛
×11話終了後








「元極東本部長ヘルベルト・ミューラー……哀れですね、先輩?」

「何故貴様が此処に……!」



ヘルベルトは目の前に現れた後輩を睨んだが、彼女はそれを鼻で笑った。



「実は私、先輩が大門カイトを付け回している間に昇進したんですよ。ピタゴラス伯爵直属の部下に」

「ッ……!」

「私、頑張ったんですよ?先輩と一緒に仕事したくて……なのに、」



イオンは悔しそうに下唇を咬んだが、すぐに笑顔を作った。



「それで今日は伯爵の命令で此処に来たんです」

「伯爵の命令だと……?」

「はい、先輩はまだ使い道があるかもしれないと言う事で、私が再教育する事になりましたーっ」



嬉しそうに笑顔で言ったイオンの姿に、ヘルベルトは背筋が凍った。本能的に一歩後退りすると、イオンが間合いを詰めて首に腕を絡める。



「逃げないでくださいよ、先輩?」

「っ…離れろ、イオン!」

「あ、名前で呼んでくれましたね、嬉しいですっ」



有無を言わせず更に強く抱き着き、ヘルベルトの首元に顔を埋めた。



「私が再教育してあげますから」



イオンは口角を上げてほくそ笑んだ。       




密やかに、艶やかに腐敗する
Title:postman
      




------(11/12/20)------
カッとなって書いた、反省はしているが後悔はしていない(蹴) イオン→→→ヘルベルトみたいな感じで´ω`



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