×百合 ×ネネ×イオン 「――…ネネちゃんって、キリハ君の事が好きなの……?」 「え?」 珍しく真剣な面持ちで問い掛けてきたイオンに対し、ネネは一瞬表情を崩した。 「いきなりどうしたの?」 「…えっと……なんとなく、」 ネネは、イオンの発言と落ち着きの無い様子から、彼女がキリハを好きだと言う事に辿り着いた。 「……そうね、興味はあるわ」 「っ…それって、好きって事……?」 ネネの言葉に、イオンの肩が揺れた。彼女の心配そうな眼差しに、ネネは口許に笑みを浮かべた。 「それとはまた違うわね。だって私、他に好きな子がいるもの」 「そっ…か……、」 イオンは安堵の表情を隠しきれていない。だがそれと同時に、ネネの"好きな子"というのが気になった。 「ネネちゃんの好きな子って……?」 「…それはね、」 ネネの手がイオンの頬を包み、一気に距離を詰める。 甘い香りが鼻を掠め、リップ音が鼓膜を揺らした。 「……えっ?」 突然の事で状況把握が出来ず、唖然とするイオンの姿に、ネネはふふっと妖艶な笑みを浮かべた。 「私ね、イオンが好きなの」 「えっ…えっ……?」 ネネは戸惑うイオンを無視してその場に押し倒した。 「キリハ君なんかに渡さないわ」 排他的恋愛領域に就き立入禁止 Title:postman ------(11/10/20)------ 反省はしているが後悔はしていない(・ω・´)キリッ← ……すみません、完全に突発的ネタです。 |