「あーあ。行っちゃったーー」
「さ、帰るよ雷。シスイたち帰ってきちゃう」
また会えるよきっとね。
奏が雷の頭をひと撫でし、踵を返す。
「うん!」
雷も奏を追いかけると、肩を並べて歩き出した。
いつの間にか、太陽が傾きかけている。
今日の出来事を思い返しながら、奏たちは彼らとまた出会えるようにと願うのであった。
(終)
→あとがき
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