一方。
「えぇ?!シスイ、わざとああやって言わなかったの?手紙の相手。奏、可哀想に…」
「シスイ様のちょっとした遊び心ですね」
「そんなことしなくても、奏はシスイを大切に思っているでしょうに」
「でも時々だけど、シスイ少し不安そうな顔するよな」
「過去のことがあるからじゃないのか。俺達を幸せにしてやれてるのかと不安になるんだろう」
「でも、大丈夫、奏、もシスイもきっと、もっと元気になって帰ってくる、よ」
そんな会話がなされていたことを、俺は知らない。
(終)
やきもち奏くんの回でした。
実はこれ、青炎が来る前に書いたお話でしたので、最後にちょこっとだけ青炎くん登場させました。
やきもちって可愛いですよね。
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