・もしも１１話で京都組と一緒に行動していたら



「いぎゃあああああ！」
「なん、ッ…〜〜！？」
「わ、しししし志摩、ば、な、たすけ、ひ、！」
「むむむむ無理や、おっ俺にはできひっ…ひいあああああ！！」

「お前ら、落ち！着け！」

わたしと志摩の頭に坊の拳がガツンと振り下ろされる。その勢いに任せ勝呂の腕をガシッと掴んでぐぐっと近づいた。わたしが掴んでいない方の腕にはわたしと同じように志摩がくっついていた。

「なッ…！お、お前ら何してんねん…気持ちわ、」
「気持ち悪いのはアイツらですわ！」
「そうだよ！なんであんな大量に…うッ…」
「おま、なまえ！吐くな！」
「……まったく、皆さんは何してはるんですか…」
「子猫丸！助けて！」
「お、わっ」
「！　なまえ、さん…？」

勝呂が冷たいので冷静な子猫丸に助けを求めてみます。大丈夫、です、か？と少し困った顔で聞かれたけど気にせず、子猫丸がいるから平気！と答える。あれ、なんか視線がチクチクチクチク…

「……」
「…ぶっ！！坊が妬いて…」
「阿呆か誰が妬くかこんなヤツどうでもええわ」
「えぇー？本間は妬いてはるんやないですか？」
「……志摩お前あっちに放り込んだろか？」
「嫌です坊ごめんなさい！」
「？」
「志摩さん…」
「はァ…志摩もなまえも世話かかって困るわ…」
「特に志摩さんは…」
「いや、特になまえやな」
「えー！志摩よりはまともだよわたし！」
「なまえちゃんそれはどういう意味なん？ん？」



１１０５０９

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