「志摩の誕生日か」
「ああ、志摩くんの」
「ふ、二人ともなんでニヤけてるの」
「お嬢さんは何をあげるのかなって」
「え」
「もう何か用意してるんだろー？」
「し、してない、よ」
「えっ」
「してねーのか？」
「うん、え……選び、きれなくて」
「なら僕達と一緒に行きませんか」
「？」
「ゆ、雪男…？」
「志摩くんへのプレゼントを選びに」
「ええっ、け、けど」
「お！それいいなー！一緒に行こうぜお嬢」
「でも、その、えっと…」
「？」
「廉造くんが自分以外の男と出掛けたらあかんってすぐ怒るから…」
「…志摩くんは過保護なんですね」
「お前には言われたくねーと思うぞ」
「どうして？」
「な、お嬢」
「そうだね、燐くん」
「…お嬢さんも兄さんもどうしてニヤけてるの」
「（あれ、これさっき私が…）」



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第３回BLove小説・漫画コンテスト結果発表！
テーマ「人外ファンタジー」

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