Clap



ノボリさんの家で一人、ノボリさんの帰りを待つ私。
外が暗くなっているのか、何だか寂しい。
早く帰ってきてよ、ノボリさん。寂しいよ。

「ヤナァ?」

1人で暗い表情をしていれば、大事なパートナーが私の顔を覗きこんだ。

「ヤナップ・・・」
「ヤナ、ヤナナ」

ヤナップはそう言いながら、私の頬をぺちぺちと叩いてくる。

「励ましてくれるの?」
「ナァップ!」

にっこり微笑んで頷いたヤナップをそっと抱きしめた。

「ありがとう」

「ただ今戻りました」

玄関で大好きな声がした。
ヤナップと顔を合わせて、2人で玄関まで走って行く。

ばたばたと廊下を走る。
早く会いたい、ノボリさんに会いたい。
玄関先では、靴を脱いで上がっているノボリさんの姿が。
だんだん大きくなっていく大好きな人の姿。
ノボリさんも足音に気が付いたのか、こっちを向いて笑った。

「ノボリさん・・・!」

お帰りなさい、と言って抱き着いて顔を上げれば、
ノボリさんは私にキスを1つくれるのだった。



ありがとうございました。
何か御座いましたらどうぞ。
お返事はResにて行っております。




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