プロローグ


国のために"良い子"を演じ続ける日々
本心なんか言えずに猫かぶりを続ける僕。

自由になれないこの立場から
理想の僕を描いた心は諦めていた。

僕自信の理想なんて、親にとってはどうしようも無い夢。
呆れた僕はもう自分を愛せないと言った。

理由なんか簡単で、
本当の僕の夢を、猫かぶりの君が壊すから。

突然光をまき散らす妖精は語りかけた。

「そんなに嫌なら捨てちゃえばいいじゃん」

あぁ、この世界から逃げ出したいのに...

理想の世界で見る大人には顔が無い。
だけど僕には笑ってる様に見えた。
そして僕の心を踏み付けて消えていく。

僕は子供の様に泣いていた。

いつもの様に...永遠に―――




/


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -