プロット2


…暫くして
(店の前)

姶良:「あっ!見えたよ!あれだよねっ♪二人とも早く、早くー」
勝助:「っんであいつ、あんな...元気なの?(息切れ)」
桜架:「さ、さぁ..(息切れ)
勝助:「人、変わりすぎだろー…」
姶良:「もうー、何やってるの、二人とも!入るよー
桜架:「あ、姶良さん;」

(2人、姶良に追い付き店の中へ)

桜架:「うわぁー!」
(他の店とは違い、キラキラとした内装)
勝助:「お、おい。良いのかよ、こんな高そうな店...」
姶良:「気にしないで良いから沢山遊びなよ!ご馳走も今日は僕の奢りだからさ♪」
勝助:「お前は本当に金持ちだな。ま、奢りつーなら、遠慮はしねぇが。」
桜架:「勝助、姶良さん...」
姶良:「ほら、桜架君も行こうよ」
桜架:「い、いえっ!お構い無く!二人は楽しんで下さい。俺はちょっと緊張して疲れたので...暫く休みます」
姶良:「そうなの?じゃあ、僕らは先に行っとくね」
桜架:「はい」
勝助:「姶良ー、行こうぜー!」
姶良:「今行くー」
(二人、"まずどの子から行く?"的なことを話ながら店の奥へ。桜架、手を振って近くの席に腰を下ろす)
桜架:「しっかし、本当に女ばっかだなー…。(綺麗な着物、簪、容姿。全部女って感じで、羨ましい。男所帯で男だと勘違いされながらも働く俺とは正反対だ)」
(桜架、暫く店内を見て気付く)
桜架:「あれ、あの子ー…」
(柵の向こうに、桜架と同じくらいの歳の花魁を見付ける)
桜架:「可愛いなぁー、あの子。でも他の花魁達とは何か違う気が...」
(俄然、気になった桜架はその子の元へ)
桜架:「あのー…」
千歳:「はい...?」
桜架:「(あ、見た目と違って意外に声低いんだ...それに近くで見ると更に可愛い…)っすみません!いきなり...少し、気になったもので...」
千歳:「いえ、気にしないで下さいな(クスクスと丁寧に笑う)。それよりも貴方...女の子...よね?」
桜架:「…………。えぇー!!!」
(今まで勝助以外に気付かれ無かった本当の性別を言い当てられて驚く)
(周りが一斉に二人を見る)
桜架:「な、な、な、なんでそれをー(柵越しに千歳に口を塞がれる)」
千歳:「ごめんなさいね、いきなり;;そろそろ私も交代の時間だから先に外で待っててくれる?(小声で桜架の口を塞いだまま囁く)」
桜架:「(頷く)」




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