序章
それはある夏の日に起こった。
私は夏休み真っ最中で誰も登校していない学校に
侵入した。
理由はただの好奇心...?
違う。
もっと別の何かが私を学校へと導いてる気がしたんだ。
「蒼いなー」
雲1つ無い壮大な青の海を
真っ直ぐ上を向いて仰いだ。
暫く眺めて
目を閉じた。
―――それは、ある夏の日に起こった平行な日常。
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