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2023.03.21 13:46 着のコメントお返事

奏様へ

奏さん、お久し振りですー!
もう遊びに来て貰えるだけで嬉しいので、気になさらないでくださいね。むしろ、時間を作っていただけて光栄です。魔法界におかえりなさいませ!

うわあ、もう一度最初から読んでくださったんですね。長くて時間が掛かっただろうに嬉しいです。書いてる本人でさえ最初から読むことはないので、もしかすると私より私の作品に詳しいかもしれませんね(笑)

セドリックに最初に打ち明けることは、きっと多くの方が予想外だったろうなと思います。かなり珍しい展開だな、と我ながら思います。なので、随分と前からこの展開を考えてはいたものの、本当にこの展開でいいのか直前まで悩みました。ただ、アズカバンで一番書きたかったエピソードだし、ハナとセドリックの関係性やお互いの人間性を踏まえて、これで行こう!と決断しました。夢主が関わることで生まれる原作とは違った物語というのは、夢小説の醍醐味ですよね。

図書室の奥の席にあった卒業生の名簿は、この章のプロットを練っている時に思い出した設定でした。初めはダンブルドアとこっそり話をさせようかと思っていたんですが、そういえばー!となって。初めからここに繋げようと思ってその設定にしていた訳ではなかったんですが、本当に上手く繋がってくれて自分で自分を褒めました(笑)まるで最初から決めていた伏線のよう……。

セドリックのハナに対する観察眼恐ろしいですよね!そして、本当にハナのことを良く見ている子だな、と感心します。そのシーンは書かなかったんですが、きっと2人で勉強しながらチラチラ見ていたんだと思います。あれ、ブレスレット……何か書いてあるぞ……と(笑)ただ、間近で見せてもらった訳ではないので、シリウスがとても精巧にデザインしたことは間違いないですよね。シリウスって、こういう呪文の扱いに関しては天才的じゃないかな、と勝手に思っています。何でもできる男、それがシリウス・ブラック……。

「真夜中の襲撃者」では、泣いてくださりもうとても光栄です。私自身、時には母親のように、時にはいろんなキャラクターに感情移入しまくりながら、書いたエピソードでした。最早、みんな幸せになってくれ……!と思わずにはいられませんでした。とはいえ、それは私の匙加減に掛かってるんですが……(笑)

セドリックは直向きで、一途で、努力家ですよね。そして、心からハナを信じていて、ハナが大好きなんですよね。もういい子すぎない……!?とセドリックを書くたびに思います。そんなセドリックはハナ視点やハリー視点の時は完璧で紳士な男の子ですが、大人っぽさの中に年相応の男の子っぽさがあったり、当然悩みもあるんですよね。周囲への嫉妬や自分に対する情けなさとか……でも、それでも諦めずに努力しようとするのは、やっぱりハッフルパフ生だからこそかな、と思っています。そんなセドリックの感情をシリウスが敏感に感じ取って、シリウスが話そうとハナを説得出来たのは、シリウス自身に原作時とは違う心の余裕があったからだと思います。

シリウスとセドリックの原作ではあり得なかったこの邂逅は、私自身とても気に入っています。そして、おそらくシリウスも同じくらいセドリックを気に入っているだろうと思います。シリウスとセドリックは性格もまったく違いますが、稀に見る「いい奴」を体現したような子だし、何より自分の親友のことを一番に考えてくれている子ですしね。この出会いとハナを通じて生まれた新たな友情が、今後どう作品にいきるか、楽しみにしててくださいね!

シリウスは本当にじっとしているのが嫌いですよね(笑)でも、おっしゃる通り、原作よりもずっと精神的には安定していて、物事を冷静に考えられているのかな、とも思います。美味しいものを食べられて、ハナという信頼出来る話し相手もいて、クルックシャンクスというよき友達もいますしね!ハナは頭が痛いでしょうが、高級天体模型や競技用箒も嬉々として購入したと思います(笑)ミニチュア・ニンバスを受け取ったハリーの反応も楽しみにしててくださいね!

ドラコとの関係はもう滅茶苦茶繊細ですよね。ドラコを書く時は、スリザリン生の性格や家庭環境、マルフォイ家の歴史、その中でドラコがどう育ってきたのかを慎重に考えています。そんなドラコのバックボーンや隠された善性を2章で知り合った時から少しずつ触れてきて、ハナもかなり接し方を迷ってますよね。原作を知っている身からするとドラコもどうにかしてあげたい!となるのですが、どうするのか悩みつつこれからもじわじわとドラコとの関係を綴りたいと思っています。

今回もとても素敵なコメントをありがとうございました!)またお時間のある時に是非遊びに来てくださいね!

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