デンジさんと付き合ってから3年がすぎた。 でも最近私はデンジさんに会っていない。 デンジさんは最近ジムにこもっているから会っていない。 でも今日は私がデンジさんと付き合って4年目の記念日。どうしても会いたくてジムの前にいる。 私は勇気を振り絞ってジムの扉を開けた。 『デン「デンジさん!!」』 私の声はヒカリちゃんの声でかき消されてしまった。 「だから、絶対こっちだって!!」 「いーえ、絶対こっちのほうが素敵です!!」 言い合いをしている二人。 ヒカリちゃんが何故だか羨ましく思えた。 「あ、名前さん!!」 「え!?」 デンジさんはびっくりした顔をする。 なんでそんな顔をするの? 『私、来ちゃだめだった?ごめんね、帰るね。』 「名前?」 『それじゃ…ごゆっくり…』 「名前!!」 後ろからデンジさんの声が聞こえる。 でも、私はその声を無視した。 なんでだろう。 あんなに名前呼ばれたらドキドキして、嬉しかったはずなのに 今は辛くて、苦しくて 泣けてくる。 |