『大丈夫、大丈夫、ただ渡すだけ、負けるな私!!』
2月14日、今私は幼なじみのグリーンにチョコを渡すためジムの前の木の影にいる。
ジムの前には大勢の女の子。
まだジムが開く2時間も前なのにこの人数…
やっぱりモテるんだなー…
そう思っていた時、ジムからそのモテる本人がでてきた。
「キャー!!グリーンさまー!!」
「ちょっとどきなさいよー!!」
「あなたこそ!!ちょっ、グリーンさまー!!」
やはり怖い…
あの中に飛び込んでいく勇気はないよー…
やっぱ帰ろう、そんでオーキド博士にこのチョコは渡そう。
昔いろいろお世話になったしね…
『はぁー…』
「なんだ、帰るのか?」
『は?』
木の上から声がきこえてそちらをみてみると…
『グ、グリーン!?なんで!?』
「なんでってお前、あれみてわかるだろ。」
『いや、余計わかんない!!なんでグリーンが二人もいるの!?』
「あぁ、あれはメタモンだ。」
『あぁ、メタモン…え!?』
「よくみてみろ、一言も喋ってないだろ。あいつは微笑むだけ。」
『そ、そうなんだー…』
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