その叫び声のせいで気づいたジムの前の女の子たち。
聞こえてくるひそひそ話。
「ちょっと…誰あの子…」
「グリーンさまのなんなの?」
「まさか…彼女!?」
ある女の子の一言でいっきに睨まれる私。
あぁ、もうほんとに逃げ出したい…
そう思っていると私の目の前にグリーンが立つ。
「今彼女とかいったやつ正解。こいつは俺の彼女だから。」
・・・は?
今この男さらっとすごいこといったよね!?ちょっと!!
「ほら、行くぞ、名前。」
といってジムのほうに手をひいて歩き出すグリーン。
女の子たちの目がほんとに痛いです怖いです…
「あ、あと…もしこいつに嫌がらせとかしたら…容赦しないからな。」
そうグリーンが睨んで一言。
怖いですグリーンさん…
ジムに入ると女の子たちの目線がなくなり安心した。
「なぁ、ところで他にいいたいことは?」
『え!?もういいじゃんかー!!』
「だーめ。ほら、いってみ?」
いつだってそうだ。
昔からこの笑顔には勝てない。
『…す、好き…です…』
そういってうつむいて真っ赤になった顔を隠した。
「よくいえました。」
そうやっていつも君は優しく抱きしめてくれる。
この温もりが昔から大好きだった。
*グリーンとのバレンタイン*
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