バンギラスがちょんちょんとつついてきてピンクの小袋を差し出した。

『バンギラスこれ持っててくれたの?ありがとう!!』

「それ、なに?」

小袋に気づいたレッドさん。
勇気をだすんだ私!!

『レッドさん、今日は2月14日なんです。』

「うん。」

『世間はバレンタインという行事で賑わっています。』

「へー…」

『レッドさんはバレンタイン知っていますか?』

「知らない…。」

『バレンタインは大切な人に感謝の気持ちや好きって気持ちを伝えるんです。だからレッドさん…』

「…!!」

『もらってくれますか?私…レッドさんが好きです。大好きです。』

そういって小袋を差し出す。
よくやったよ私…。

「名前、」

『…はい』

やっぱり…ふられちゃうのかな…

「俺は、口下手で…いつも素直になれなくて…だから名前を傷つけてしまうかもしれない。それでも名前がいいなら…俺のほうこそお願いしたい。」

『それって…』

「俺も好き。名前が大好きだ。」

その言葉を聞いた瞬間嬉しくて涙でてきた…

「これからよろしく。」

『はい!!』

「ねぇ、ところでこれ、食べていい?」

『はい!!…あ!!レッドさんて甘いの大丈夫ですか?』

忘れてた…甘いの苦手そうなイメージのレッドさん。

「俺、甘いの大好き…」

甘いの好きなんだ!!
すごく意外…なんか可愛い…

「今可愛いとか思ったでしょ…」

『ひ、人の心読まないでくださいよ!!』



今日はほんとにいろいろあった。
レッドさんの新たな一面も知ることができた。

これから少しずついろいろ知っていくんだなと思うと楽しみでしょうがない。


*レッドとバレンタイン*






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