「ごめん!!名前…大丈夫か?」
『な、なんとか大丈夫!!』
「ほんとはこうなる予定じゃなかったんだ…」
『?』
「ほら、名前クリスマスに雪降ってほしいっていってただろ?」
確かに私は3日前、ヒビキくんにそんな感じのことをいった。
「それで…その…」
ヒビキくんは少し頬を赤らめて話す。
「雪降らせて、名前に喜んでほしかったんだ…」
『じゃあ…私のためにやってくれたの?』
「うん…」
私を喜ばせようと考えてくれたヒビキくんの行動にすごく嬉しくなった。
『ありがとう、ヒビキくん。私今すっごく嬉しいよ?』
「雪降らせてやれなかったのに?」
『うん、だって雪は降らなかったけどヒビキくんと一緒にクリスマス過ごせるんだもん。それだけでもすっごく嬉しい!!』
「そっか…」
そう呟いてヒビキくんはそっぽをむいてしまった。
耳が真っ赤なままで可愛いなー…
するとヒビキくんはいきなり私の手を握って
「こうしたほうがあったかいだろ?」
っていった。
その笑顔は反則だ。
*ヒビキとクリスマス*
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