「ぐー・・・ぐっ!?」

今はお昼。

「名前ー!!」

昼寝をしていた私は見事、仕事をサボって逃げてきたクダリさんに捕まってしまいました。

『またですか、クダリさん。』

「名前!!会いたかった!!」

『はいはい、私は仕事をサボって良い口実にはなりませんよ?』

「ほんとだってば名前!!」

いつもクダリさんはこう言うけど、どうせ都合のいい口実にしか思ってないんだ。

だいたいこんなところをノボリさんにでも見られたら、私まで怒られるじゃないか・・・

『さぁクダリさん、早く仕事場戻ってください。』

「キスしてい『人の話を聞いていましたか?』えー・・・」

クダリさんはいつも冗談でいってるのか本気で言ってるのか分からないから困る。

そう思っている間にもぶーぶー言ってるクダリさん。

『もう・・・おでこだけですよ?』

「ホント!?ボクうれしい!!」

そういって喜んで目を瞑るクダリさん。

私から!?というツッコミはあえてやめておこう。

そうしてクダリさんのおでこに顔を近づけた 瞬間。

ちゅっというリップ音がした。

クダリさんが私の肩を下に押して口にキスをしてきたのだ。

『な、なななクダリさん!!』

「じゃあね!名前!!」

『ば、ばか・・・』

顔を真っ赤にしてそう呟いた。

私の恋人はなんでもいきなりで心臓がもちそうにない。






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