*N目線*

『Nー…どこいっちゃったの?』

そうやって毎度の様に呟く愛しの彼女。

『今日ね?私のチョロネコ進化したんだよ?』

僕はいつもここにきて君のいろいろな話を聞くのが日課だった。

『Nとおそろいだね。』

そういって涙を流す君。

いつもここにくると君は泣いているね。

『N…寂しいよ…』

僕のせいでごめんね、名前。

『早く…帰ってきてよ…』

今すぐにでも君に触れたい。
君を抱き締めたい。
君に"愛してる"と伝えたい。

でも、ごめん。

『N…』

僕は、弱虫だから。

真っ黒に染まってしまった僕は君に触れるのが怖い。

だから…



「もう少しだけ待ってて。」

『N!?どこにいるの!?』

近づいてくる名前。

「ごめん。まだ名前には会えないんだ。」

『どうしてなの…?もう…Nは私が嫌いなの…?』

「そんなことない!!愛してるよ…今だってすぐにでも抱き締めたい。だけど…今の僕は弱いんだ。だから」

だから、

「絶対に君を迎えに来るから。」

そういって、僕はまた

イッシュの空へ飛び立った。

*弱虫なボクから大好きなキミへ。*
 





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