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ポッドくんに手を引かれジムをあとにした私たち。
「ねぇ、ポッドくん!!」
「…なんだよ。」
「怒ってるの…?」
「…。」
私がそういうとポッドくんは黙ってうつむいてしまった。
「ポッドくん…」
「…焦った。」
「?」
「俺がジム戦してるのに名前は応援してくれないし、デントと仲良く話してるし。」
「それは…」
「だから…俺、名前がデントのこと好きになっちまったらって思って…それで…」
「ポッドくん…」
「名前は俺のこと…嫌いか?」
「嫌いなわけない!!」
「じゃあ…なんでジム戦の時…いつも物陰にいるんだよ。」
「それは…ポッドくんに迷惑かけたくなかったから…」
「迷惑?」
「ポッドくんのファンの女の子たちに私とポッドくんの関係を知られたらポッドくんに迷惑かけると思って…」
「…あほ!!」
「いたっ!!」
ポッドくんに頭を叩かれた…
でも、それと同時にぎゅっと包みこむように抱きしめられた。
「そんな心配するな…俺は大丈夫だから…それに迷惑なんかじゃない。」
「本当?」
「あぁ、俺は一番名前に応援してもらいたい。」
「うん…」
「だから…次からは応援してくれよな!!」
「うん…!!」
「それにあの女の子たちに何か言われても堂々と付き合ってるって宣言してやるよ!!だから心配するな!!」
『うん…!!ありがとう、ポッドくん。』
「おう!!」
そう言って私をもっと強く抱きしめてくれた。
次からはちゃんと…誰よりもおおきな声で応援するからね。
*迷惑と心配*
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