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『絶対こっちみないでね!!』
そう言って私とゴールドくんは背中合わせにご飯を食べることになった。
「なぁ、なんでお前いつもマスクしてんの?」
ゴールドくんはご飯を食べながら私に問いかけた。
『口が乾燥するから。』
「夏なのに?だいたい夏にマスクって暑いだろ?」
『と、とにかく内緒!!』
「俺お前がマスクしてない顔みてみたい。」
『だめ!!』
「何でだよー」
『だめったらだめなの!!』
「いいじゃんか、な、少しだけ!!」
『だめです!!』
「ケチ」
ケチで結構。そう思いながら弁当を食べ進める。
「なーんてな!!」
そう言ってゴールドくんは私のマスクを奪って手首を掴んだ。
『放してっ!!』
「やだね、顔あげろって」
顔をうつむいている状態のため、まだ顔はみられていない。
だけど昔いじめられたことが思い出してきて私はだんだん恥ずかしさに耐えられなくなってきた。
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