リボーン×ヴェルデ !15禁くらい 「っ、は、」 「もっと鳴けよ。」 こんな行為に何故愛を感じるかなんて解りはしない。人間の感情というものは私が思うよりも随分と複雑で、きっと私の一生をかけたとして答えには辿り着けやしないのだろう。 (けれど、仕方無いのだ。) 答えなんて解り得やしない。だが私は確かにこの行為に性的快楽を見出だして居るのだし、認めたくはないがこの男を愛しく思う。(それから、愛されて居るとも。) 「っあ、りぼ、んっ、」 「、そそる。」 低く囁かれた声と共に私の中心を突き上げた奴自身に、全身を電流が駆け抜けた。呼吸すらも忘れて求め合う、人間というのは浅ましい生き物だ。 (もっと、もっと、) 生産性などまるでない行為。意味のないこの行為に愛を見出だすことで自分達を正当化しようとして居る。 「りぼー、ん。」 「何だ。」 何も変わらないのに、自分たちが一つになったところで。狡い程に優しく抱きしめる体温にこのまま一つに溶け合えたなら(きっと、) 「あいしている。」 (愛したい。)(愛されたい。)どうしようもない思いばかりが渦巻いて。限りのない愛は行き場を見失って廃棄される、奴の吐き出した白濁がこの身に宿ることなど決して有り得ないのに。 101119 |