「あはは!そんなわけないじゃん!」
「だよなー。俺も信じられなかったんだけど。」

大口開けて笑って、手なんかぱんぱん叩いちゃって。

愛しいな。女の子らしくなくたっていい。君のありのままが大好きなんだから。
(なーんちって。)

どうしようかな、言っちゃおっかな。俺のこの気持ちを聞いて君はどんな顔するのかな。見てみたいな。

君は鈍感だからストレートに、補助の言葉もちゃんと付けた方が良いな。(よーし、決まった。)

「なぁ、ちょっと。」
「んー?」
「俺、お前のこと女として好きだよ。」
「………え…。」

あは、酷い顔。


左薬指の銀色
(それ、邪魔なんだけど。)


20091230 しろ



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