わたしは遭難者
August.13th - Mon
わたしは遭難者あとがき
わたしは遭難者、無事完結いたしました。ありがとうございます。ほんとうに、長かった。二年と少し。この連載では片思い要素をふんだんに詰め込みたいと思って書いていました。ただ純粋に高杉が好きで、一方通行の関係から抜け出したくて、そんな話ってあんまり書くことなかったので楽しく書かせていただきました。そしてこの連載では坂田がとても大きな大事なポジションでした。主人公に実らない恋をする坂田にはもうほんとにできるだけかっこよく優しく男らしくそう思って書いてました。そのせいで高杉がヘタレになってしまった。私の中で優しすぎる高杉はヘタレのイメージです。好きだから傷つけたくないってそう思うことで相手を傷つけているのに気づかない感じ。そして土方と神楽のシーンを書くのも私の中での楽しみの一つでした。わたしは遭難者の一話目はいきなり土方との会話から始まるという。高杉は出てこないっていう。そのくらいこの連載では高杉と主人公だけじゃなくてまわりとの関わりも意識して書いていました。高杉坂田土方神楽ときどき沖田。この沖田の立ち位置も坂田同様私の中で気に入っていたり。とにかくたくさんたくさん詰め込めた連載でした。モヤモヤもどかしい話ばかりのわたしは遭難者にお付き合いいただきありがとうございます。この話を読んで少しでも恋したいキュンキュンしたいと思っていただけていたら幸せ。
本当に、長らくお付き合いいただきありがとうございました。
いつか始める新連載にもお付き合いいただけると嬉しいです。