DIARYLOG-3

●低迷が来るだろう
(それを終局とするならば君の神話はここで終わりだ)
●捧げます
(純愛、永遠、流転する運命をあなたに)
●人の連なる塔の上
(雲を切裂き天窓を開く)
●さあ、虹が生まれ変わる
(これが再会の合図だった事、君は覚えているかい?)
●舞い上がれ、舞い上がれ
(そんな足枷では僕を止めることなどできやしないよ)
●いつか私は神を生むひとになるの
(そうしたら、君は悠久になってくれる?)
●孤独かもしれない、重荷かもしれない
(光を独りで背負わせてしまった在りし日の追憶)
●解き明かそうよ
(熱い日差しと陽炎の秘密)
●動乱の夜空に祈りを
(かの人の明日を照らしたまえ、と)
●回心するマリア
(ひとの世を映すもの)




●塞ぎがちなあなたに
(愛と勇気と絶望を)
●あなたが目指し辿りつく
(ひどく美しいそれはふるさと)
●世界制圧の語り
(ありし日、天地開闢になぞらえた)
●激しく燃え上がる
(恋とこの世)
●愛ある沈澱
(反発力の減少により、可溶化力が増大しています)
●水晶体の不具合
(いわゆる見間違い)
●雷光、疾走する彼方
(対峙には未だ到らず)
●片翼、晩餐の天井
(灯す三つ子星を見たか)
●艶やかな祝い
(「あまねく地が平らかであるように」)
●君を想う私は流星
(これは今生の別れです)




●プラスチックストーリー
(大気に紛れて消える、それは二酸化炭素エンド)
●正しく見える君は虚像
(光を吸いたい僕の細胞)
●正確に、迅速に撃ち抜きなさい
(さもないと期待してしまうからね)
●そして波打ち際に置き去り
(命を孕んだ水には、触れられない)
●誰も知らない
(君の涙の理由も、君の涙が美しい理由も)
●純度は高くなくていい
(必要なのは永遠に近しく続く愛)
●喪失に到達する日
(頂点ではない場所から君を呼ぶよ)
●今、誰よりも輝いていたい
(いきつく間もなく、夜のすき間を縫うように)
●そろそろ夢から覚める時間だ
(優しく君が言う日を待ってる)
●君には期待しているから、だから
(そんな手ぬるい真似はしないで)




●何も失いたくないと泣くのだね
(曖昧なままでは終われないのに)
●親愛なる人よ、
(君の幸せは即ち僕の幸せになり得るだろうか)
●アベレージに避難勧告
(如何にして普遍から脱出するか、それが問題だ)
●もがき、終には尽き果てよ
(死して初めて名が残る)
●記される滅びと再生
(彼女は見知らぬいにしえを歌う)
●豊かに育て
(衰退の足音が傍に鳴ろうとも)
●細胞分裂と糸車の関係
(すなわち、有機に巻き付く私の変革)
●選べ、彼岸花を手折るか否か
(切られるのは彼岸か、花か)
●仮想受容体の受難
(反応阻害剤、つまり現実の襲来により)






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