DIARYLOG-2

●確かに黄昏を携えて
(昨日は去ったはずなのに)
●立ち止まると
(足元と頭上にも世界がある事に気付きました。)
●運命とは
(万人に等しく無慈悲であると)
●日出ずる方を指し示し
(立ち止まるなと高らかに)
●空はその限界を高め
(冴え渡る季節を予感する)
●諸聖人を祝い
(聖なるものを降ろそう)
●君は確かにそこにいて
(僕は確かにここにいた)
●死せる君生ける神
(今再び鍔鳴らし武勇を奮えよ)
●幻想は喧騒に紛れ込み
(いつかの私をそこに見た)
●我に応えよ憂い唱えよ
(上下左右の有機を滅せ)




●そして季節が巡り、
(未来が過去になったらまたお会いしましょう)
●知っていますか
(君の世界に果てはないという事を)
●見方によっては
(正義と悪とは等しきものよ)
●正面切って対峙して
(君の鼓動を感じたい)
●描いて御覧に入れましょう
(咲き誇るこの世界)
●信じていたんだ
(そして今もまだ、信じてる)
●歌い忘れた
(あいのうた、君はただ五線譜上で踊り続けた)
●また会える日が来たならば
(生まれ変わった虹を合図に)
●手は届かず、
(その扉の閉まる音だけがやけにはっきりと鼓膜を震わせた。)
●対極にいらっしゃる貴方
(対極にいる貴女、どうか指先だけでも、ふれてください)




●今年が終わると
(今年が始まる)
●鎔鉱炉と私
(溶けて融けて解けてきえた)
●すり抜けた白は
(君とは似ても似つかぬ程冷たかった)
●大気中の余りもの
(飽和し、きらびやかに凍り付く)
●舞い降り立つ地に
(知らぬ子は笑む)
●可能性の扉の向こう
(まだ見ぬ果てに思いを馳せた)
●炎も雪も
(その樹を祭る)
●定めて振るう
(諸刃を交わし)
●色とりどりの赤を
(重ね合わせて纏う黒)
●合理的な幻想
(指揮を取るは三人の魔女)






「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -